超音波分散装置 超音波を用いてナノ粒子等の微粒子をコンタミレスで均一性の高い分散が可能。

超音波分散装置の特長

超音波分散技術は水系、有機溶剤系を問わず、サンプルに過大な物理的シェアを掛ける事無く超音波を用いて一次粒子径まで分散可能な画期的な手法です。当超音波分散装置は超音波を正確なチューニングで制御し、常に一定の振動振幅値を保ち効率の良い正確な発振を行う事が出来ます。チューニングを自動的に行っている為、処理中に粘度特性が大きく変化するサンプルでも安心してご使用頂けます。これにより分散ムラの無い高品質な製品作りに直結します。旧来の出力(W)を一定にする制御とは異なり、本装置はフルオートで抜群のパフォーマンスを発揮する新世代の超音波分散装置です。

超音波分散装置用途例

化学及び金属工業

顔料、カーボン、酸化チタン、酸化鉄、水酸化マグネシム、ウイスカーの分散

電子及び電機工業

磁性粉、酸化チタン、トナー、顔料、シリコン、帯電防止剤、UVカット材、複合材料

医薬.製薬工業

注射液、大腸菌、バクテリア、澱粉、脂肪乳剤、カルシウム、薬剤のカプセル化

分散条件を検討する為に重要な分析サポートメニューも用意

当社は分散性評価サービスも提供させて頂いておりますので、超音波分散装置をはじめとした各種分散装置を用いた最適な分散条件を検討する為のサポートメニューを用意しております。分散評価が出来なければ分散の良否の判定も難しい為、分散条件の検討に膨大な労力と時間が掛かります。(粘度等他のパラーメータや最終製品の良否判定など)良い分散を行う為には分散装置の性能ももちろん重要ですが、バインダーや分散剤等の割合や、その工程等も分散性を決定する為の重要な要素になり、その評価も重要になります。特に粒子濃度の高いスラリーの評価は良く普及している動的光散乱法では困難で難しくなりますが、当社では濃厚系に対応した各種手法を用いて複合的に評価する事を可能にしております。(粒子計分布、ゼータ電位、沈降特性評価、濡れ性評価など)

 また、分散性評価のラボに卓上型の超音波分散装置を設置して処理直後の分析を可能にしておりますので、超音波を用いた分散条件の検討が迅速に行えます。


超音波式粒子径測定装置を用いた分散処理前後の粒子径分布データ

超音波分散原理

液体や溶液に超音波を照射すると、接液するホーン先端が振動する事により接液面では、減圧力、圧縮力が繰り返し発生します。減圧時には接液面はほぼ真空の空孔状態となります。 この現象を一般的にキャビテーション(空洞現象)といいます。この際、液体中の溶存気体・蒸気・ガスを取り込んで気泡を発生させます(発泡現象を含めてキャビテションと呼ばれる事もあります)その後、圧縮時には気泡に大きな圧縮力が作用し、気泡内は高温・高圧になり消滅します。 気泡が消滅する際には、気泡を取り囲んでいた液体が気泡の消滅箇所に瞬時に衝突しあい、強力な衝撃性の音波を放射します。この衝撃波を伴うキャビテーションによって液体中の凝集した粒子を微粒子化し、分散する事が出来ます。


コラム【分散・凝集 AtoZ】
お問合せ