レオメーターとは

通常の回転式粘度計では一定方向に特定の回転数を設定して粘度測定を行います。 これに対し、レオメーターでは、回転数を自在に変化させて粘度を測定する事が可能です。 これにより、実際の使用や工程の条件で流動させた時の粘度変化を測定することが可能になります。 また、ずり振動の変形（正弦波）を与え動的粘弾性評価をすることが出来、その動的粘弾性から対象物がどのような流動特性を持つのかを解明することが可能になります。

回転測定

 

振動測定

　

 

測定対象

測定対象は水のような低粘性液体から、粘弾性流体、溶融体、スラリー、ペースト、ゲル構造体、ソフトマターのような高粘性材料まで幅広いものに対応可能です。

 

モジュラーコンセプトレオメータ MCR Evolutionシリーズの特長

• ・世界で唯一、回転粘弾性測定と縦振動の粘弾性測定、および動的粘弾性測定(DMA)を1台の装置で実現
• ・品質管理用低価格モデルから研究開発･ハイエンド向け仕様まで、豊富なラインナップを準備
• ・UV硬化、高圧、湿度、電場、磁場、トライボロジー、蛍光・偏光観察、SALS、SAXSなど、様々な測定オプションを用意

 

測定アプリケーション

スラリーのレオロジー評価

スラリーとは粒子を含んだ流動性のある液体です。例えば、塗料やインク、化粧品、医薬品、配線材料、電池材料、セラミックス材料、食品等、様々な分野で使われています。
本手法は、スラリーの開発、工程管理や品質管理に活用できます。

例えば、、、

● スラリー中の粒子の分散性の良否を把握できます。

● スラリーの塗り易さ、ダレ易さ等の使用感の改善に役立てることが可能です。

● スラリーを流動させた場合の粒子の凝集性しやすさを評価できます。

詳細はこちら：スラリーのレオロジー評価  

 

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