研究・開発・少量生産用スリットダイコーター『New卓ダイ』

 

高精度塗工が可能な軽量・高性能ダイコーター

 

小型・軽量で、持ち運びが容易!

グローブボックスにも収納可能です。ダイ幅も狭幅なので少量の塗工液での処理も可能、液粘度に応じてダイデザイン提案も行うことができます。

 

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『New卓ダイ』のダイヘッド特徴

『New卓ダイ』のダイヘッドは構成パーツが少なく配管やポンプもないため、基材に直接塗工ができます。

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  • ・塗工幅は2~330mmで、狭幅に特化した塗工技術が蓄積されています。
  • ・極薄塗工から極厚塗工が可能です。最少Wet 1μmから、最大1.5mm厚まで塗工出来ます。
  • ・塗工液の粘度範囲も、低粘度1cps~高粘度15万cpsと広範囲です。
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New卓ダイと通常ダイコーターとの比較

通常ダイコーターの場合

通常の平板ダイコーターは、右図のように塗工液はタンクから供給ポンプを介し、配管がダイヘッドの横もしくは上から接続され、ヘッド内に設けた大きなマニホールドにより塗工幅方向に広がり、ポンプの圧力によって塗工が開始されます。 この構造のため、塗工液量(サンプル量)が大量に必要となります。また、液交換時の洗浄も大掛かりとなります。

 

 

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New卓ダイの場合

New卓ダイ(右図参照)では、あらかじめ必要量の塗工液をヘッド内の貯液部に注入し、先端にシールの付いた塗工幅と同幅の板型プランジャーをステッピングモーターを用いて規定の塗工量を送る機構になっています。
塗工液用のタンク、ポンプ、マニホールドとダイヘッドが全て一体型となっていることから、塗工液の無駄が少なく、解体・洗浄・組立も容易かつ再現性も高くなり、研究開発用途に適しています。

 

 

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装置紹介

New卓ダイ 標準機S

装置   塗工部・制御部一体型
塗工幅   0.3 ~ 330mm (但し、ダイヘッドによる)
塗工膜   Wet 1 ~ 1500μm (厚み範囲によりシム交換)
粘度範囲

1 ~ 15万mPa (粘度範囲によりダイリップ交換)

貯液部容量   塗工幅100mmの場合、標準 80 cc
装置サイズ

約W1100mm × D650mm × H1700mm、
約230kg (仕様による)

 

【オプション】

安全BOX、エリアセンサー、防爆仕様、間欠液供給装置、浸漬槽、ダイ加温、ダイリップ自動洗浄装置、リップ自動洗浄、ダイ受台車

 

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New卓ダイ 机上型小型機M

装置   塗工部・制御部分離型
塗工幅   0.3 ~ 100mm (但し、ダイヘッドによる)
塗工膜   Wet 1 ~ 1000μm (厚み範囲によりシム交換)
粘度範囲

1 ~ 5万mPa (粘度範囲によりダイリップ交換)

貯液部容量   標準 80 cc
装置サイズ

約W550mm × D330mm × H560mm、
塗工部約80kg (仕様による)

 

 

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【オプション】

安全BOX、4面エリアセンサー、防爆仕様、間欠液供給装置、ダイ加温、基材加温

New卓ダイ 塗工テスト

お客様のサンプルを用いて、New卓ダイでの塗工テストを受け付けております。塗工技術のコンサルタントも行っておりますので、是非お問い合わせください。

 

1. 塗工液

一度に貯液部に投入する塗工液は最大80cc程度ですが、安全を見て余分に200cc程ご準備お願い致します。
どうしても液量を微量に抑えたいという場合には、投入量10cc程度でも塗工可能ですが、念の為予備として20cc程ご準備をお願いします。

 

2. 基材

①テスト機に搭載可能な基材サイズ:150mm×250mm以下
②塗工可能なサイズ:塗工幅100mm固定×塗工長さ最小20mm~最大150mm
 塗工幅が100mmですので基材幅は105mm以上、150mm以内でお願い致します。
③基材枚数は塗工条件出しに10枚程度必要な場合がありますので最低40枚ご用意ください。
 ガラスの場合は面取り・研磨・洗浄されたものが適しています。

 

3. 洗浄溶剤

テスト時のダイリップ洗浄及びダイ解体時の清掃用として最低500ccご準備願います。

 

4. 周辺機器

周辺機器として、ホットプレート、循環式オーブン、Dry厚み計測器の用意がございます。

 

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